LUXMAN A3500 5台目修理記録
 平成16年1月18日到着  平成18年引き取り 
A. 修理前の状況
  •  点検・整備
     
B. 原因
  • 6CA7バイアス回路の電解コンデンサーの極性が逆、6CA7の劣化が予想される
  • 片側出力トランス短絡

C. 修理状況
  • フイルム・コンデンサー交換 。
  • 整流ダイオード交換。
  • 電解コンデンサー交換。 
  • 真空管ソケット交換。
  • 出力トランス1個交換。

D. 使用部品
  • フイルム・コンデンサー    8個。
  • 整流ダイオード         4個。
  • 電解コンデンサー       5個。
  • 6CA7 GTタイトソケット   4個。
  • 6AQ8 MT9ピンソケット  3個。
  • 出力トランス          1個。

E. 調整・測定

F. 修理費                 55,000円
                         真空管別途。
                        出力トランス別途。

S. LUX A3500 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A1. 修理前点検中 上から見る
A2. 修理前点検中 チョーク・コイルからオイル漏れが見られる
A3. 修理前点検中 下から見る
A4A. 修理前点検中  チョーク・コイルからオイル漏れが見られる
A4B. 修理前点検中  点検の時はオイル漏れに目を奪われ、見逃したが、バイアス用の電解コンデンサーが極性逆!
                 これでは、6CA7は「0バイアス」となり、プレートが真っ赤になるでしょ!!
                 チョウクの液漏れは、この6CA7の熱の為?
A5. 修理前点検中 付属松下製真空管
A6. 修理前 トランス類の水分抜き。 長らく通電していない機器は、これをしないと巻線間短絡が起こる
C. 修理状況
C1A. 修理前 前段基板
C1B. 修理前 前段基板 ここまでオイル漏れ
C1C. 修理前 前段基板 清掃後
C1D. 修理後  前段基板  MTソケット3個、コンデンサー4個交換
C1E. 修理前   前段基板裏
C1F. 修理前   前段基板裏 MTソケットの足に十分半田が付いていない
C1G. 修理前   前段基板裏 清掃後
C2A. 修理中 液漏れしたチョーク
C2B. 修理中 液漏れしたチョーク 清掃後
C2C. 修理中 液漏れしたチョークの跡
C3A. 修理前 6CA7ソケット
C3B. 修理後 6CA7ソケット、熱伝導の良いタイト製に交換
C5A. 修理前 下から見る
C5B. 修理中 束線の前下から見る
C5D. 修理前 上から見る
C5E. 修理後 上から見る
. LUX A3500 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 管球式パワーアンプキット A3500
連続実効出力
6CA7(5結、UL):
6CA7(3結):
6L6GC:
40W+40W
20W+20W
40W+40W
全高調波歪率 0.5%以下(1kHz)
1%以下(55Hz、10kHz)
周波数特性 20Hz〜20kHz -1dB以内
入力感度 750mV(6CA7・UL接続時)
入力インピーダンス 250kΩ
SN比 90dB以上
残留雑音 1mV以下
ダンピングファクター 約10
付属装置 入力レベルセット
プリアンプ(A3300)用電源コネクタ
使用真空管等
真空管:


半導体:
6CA7x4
6AQ8x3
※出力管は6L6GCや50CA10などに変更可能
SD-1Bx4
S1RB-40x1
1S1906x1
消費電力 250W(両ch同時動作、最大出力時)
外形寸法 幅465x高さ168x奥行206mm
重量 16kg
付属 ボンネット
別売 50CA10・CRチューブ・キット TU35(¥5,900)
アッセンブリマニュアル(¥500)
定価 ¥59,500(1972年2月発売)
                         a3500-5k
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