CounterPoint SA−4.9−10台目真空管測定記録
  SA−4.9台目SA−4.10台目      2025/2/4.到着   2/12.測定終了。 
出力管6LF6(6MH6、6LX6)「Pc=40W」のバイアスの検討
  • 真空管ハンドブック(規格表)の相互コンダクタンス=??μmho
    • 「Ep=160V、Esg=160V、Ip=1400mA、Eg1=0V」、 RC-30 Receiving Tube Manualより
    • 測定は、 tv2b/uでは最大プレート電流が100mAなのでEg1=−35Vに電圧を下げて測定。
  • A級増幅のバイアスはどの位か?
    • 同じTVの水平出力管6JS6「Pc=33W」場合。
           「Ep=175V、Esg=125V、Ip=130mA、Eg1=−25V、Gm=11500μmho」
    • 同じTVの水平出力管6KD6「Pc=33W」場合。
           「Ep=150V、Esg=110V、Ip=120mA、Eg1=−22.5V、Gm=14000μmho」
    • 同じTVの水平出力管6KQ5「Pc=24W」場合。
           「Ep=175V、Esg=125V、Ip=100mA、Eg1=−25V、Gm=10500μmho」
  • 以上から6LF6のA級増幅のバイアスは100〜140mAが適当。
     但し、8本にバラツキがある場合は、最大値に注意する。
    又、少し出力が欲しい場合は、AB級増幅に移行して、バイアスは40〜100mAが適当。
     この場合も、8本にバラツキがある場合は、最少値が0mAにならない様注意する。
6LF6「Pc=40W」と6JS6「Pc=33W」の外観比較、プレートの大きさは20%(40/33=1.2)以上大きいのでは?
U01. 1本目「6JS6A」。 Gm測定=11000μmho、 Ip=101.0mA。
                  測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Bレンジ=15000μmhoでの測定。
U02. 2本目「6JS6A」。 Gm測定=11500μmho、 Ip=113.8mA。
                  測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Bレンジ=15000μmhoでの測定。
U.TubeTester HickokTV−2B/Uによる付属真空管測定
  • 9台目付属 6LF6 Gm(相互コンダクタンス)、IP測定。
    • 測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」で測定。
      • 9−1本目 Gm測定=15000μmho、 Ip=115.4mA。
        9−2本目 Gm測定=13000μmho、 Ip=114.8mA。
        9−3本目 Gm測定=13600μmho、 Ip= 92.27mA。
        9−4本目 Gm測定=13000μmho、 Ip= 99.7mA。
        9−5本目 Gm測定=10200μmho、 Ip=112.0mA。
        9−6本目 Gm測定=12500μmho、 Ip=108.0mA。
        9−7本目 Gm測定=14700μmho、 Ip=107.5mA。
        9−8本目 Gm測定=14000μmho、 Ip=109.8mA。
  • 10台目付属 6LF6 Gm(相互コンダクタンス)、IP測定。
    • 測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」で測定。
      • 10−1本目 Gm測定=14000μmho、 Ip= 97.9mA。
        10−2本目 Gm測定=13500μmho、 Ip= 93.9mA。
        10−3本目 Gm測定=14300μmho、 Ip=103.8mA。
        10−4本目 Gm測定=13300μmho、 Ip= 91.4mA。
        10−5本目 Gm測定=13500μmho、 Ip= 96.4mA。
        10−6本目 Gm測定=13000μmho、 Ip= 89.4mA。
        10−7本目 Gm測定=13000μmho、 Ip= 96.0mA。
        10−8本目 Gm測定=11500μmho、 Ip= 75.1mA。
  • 6FS5 Gm、IP測定。
    • 相互コンダクタンス=10000μmho、Ip=9mAがRCAの規格値。
      9台目付属1本目 Gm測定=6000μmho、 Ip=7.20mA。
      9台目付属2本目 Gm測定=3500μmho、 Ip=5.29mA。
      10台目付属1本目 Gm測定=3000μmho、 Ip=5.07mA。
      10台目付属2本目 Gm測定=3000μmho、 Ip=4.45mA。
  • 12AX7 Gm、IP測定。
    • 相互コンダクタンス=1600μmho、Ip=1.2mAがRCAの規格値。
      9台目付属ユニット1 Gm測定=2260μmho、IP=1.89mA。
             ユニット2 Gm測定=2300μmho、IP=1.71mA。
      10台目付属ユニット1 Gm測定=2400μmho、IP=1.95mA。
             ユニット2  Gm測定=2260μmho、IP=1.88mA。

U. TubeTester HickokTV−2B/Uによる付属真空管測定。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
U0. 真空管「6FS5」の規格。
            真空管ハンドブック(規格表)の相互コンダクタンス=10000μmho
            「Ep=275V、Esg=135V、Ip=9mA、Eg1=−0.2V」
            RC-30 Receiving Tube Manualより
付属真空管「6FS5」左から 9台目付属1、2本目。9台目付属12AX7。
付属真空管 左から10台目付属12AX7、10台目付属6FS51、2本目。
U11. 9台目付属1本目「6FS5」。 Gm測定=6000μmho、 Ip=7.20mA。
               測定条件、「Ep=250V、Esg=140V、Eg1=−0.2V」、Bレンジ=15000μmhoの測定。
U12. 9台目付属2本目「6FS5」。 Gm測定=3500μmho、 Ip=5.29mA。
プレート電流波形を観測しながら測定する。
U13. 10台目付属1本目「6FS5」。 Gm測定=3000μmho、 Ip=5.07mA。
               測定条件、「Ep=250V、Esg=140V、Eg1=−0.2V」、Bレンジ=15000μmhoの測定。
U14. 10台目付属2本目「6FS5」。 Gm測定=3000μmho、 Ip=4.45mA。
プレート電流波形を観測しながら測定する。
U2. 真空管「12AX7」の規格。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
       真空管ハンドブック(規格表)の12AX7(ECC83) 相互コンダクタンス=1600μmho
         「Ep=250V、Ip=1.2mA、Eg1=−2V」
1960/1962/1964/1966ナショナル真空管ハンドブック、1995オーディオ用真空管マニアル、60/62/69東芝電子管ハンドブック、1962日立電子管ハンドブック、1965/1971全日本真空管マニュアル、RC15/19/26/27/28/29/30 Receiving Tube Manual、1966/実用真空管ハンドブック、1995世界の真空管カタログより。 (1960/1962ナショナル真空管ハンドブック、インプレス オーディオ用真空管マニアル、RC−30 Receiving Tube Manualより)
U21. 9台目付属「12AX7」 ユニット1。 Gm測定=2260μmho、IP=1.89mA。
        Cレンジ=3000μmhoレンジでの測定、「Ep=250V、Eg1=−2V」
U22. 9台目付属「12AX7」ユニット2。 Gm測定=2300μmho、IP=1.71mA。
プレート電流波形を観測しながら測定する。
U23. 10台目付属「12AX7」 ユニット1。 Gm測定=2400μmho、IP=1.95mA。
        Cレンジ=3000μmhoレンジでの測定、「Ep=250V、Eg1=−2V」
U24. 10台目付属「12AX7」ユニット2。 Gm測定=2260μmho、IP=1.88mA。
プレート電流波形を観測しながら測定する。
U3. 付属真空管「6LF6」の規格。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
           真空管ハンドブック(規格表)の相互コンダクタンス=??μmho
            「Ep=160V、Esg=160V、Ip=1400mA、Eg1=0V」
            RC-30 Receiving Tube Manualより
            tv2b/uでは最大プレート電流が100mAなのでEg1=−35Vに電圧を下げて測定。
9台目付属真空管「6LF6」右から1番目、2番目、、、、8番目。
U31. 9台目付属1本目「6LF6」。 Gm測定=15000μmho、 Ip=115.4mA。
                 測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Bレンジ=15000μmhoでの測定。
U32. 9台目付属2本目「6LF6」。 Gm測定=13000μmho、 Ip=114.8mA。
U33. 9台目付属3本目「6LF6」。 Gm測定=13600μmho、 Ip=92.27mA。
                 測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Aレンジ=30000μmhoでの測定。
U34. 9台目付属4本目「6LF6」。 Gm測定=13000μmho、 Ip=99.7mA。
U35. 9台目付属5本目「6LF6」。 Gm測定=10200μmho、 Ip=112.0mA。
                  測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Bレンジ=15000μmhoでの測定。
U36. 9台目付属6本目「6LF6」。 Gm測定=12500μmho、 Ip=108.0mA。
U37. 9台目付属7本目「6LF6」。 Gm測定=14700μmho、 Ip=107.5mA。
                  測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Bレンジ=15000μmhoでの測定。
U38. 9台目付属8本目「6LF6」。 Gm測定=14000μmho、 Ip=109.8mA。
プレート電流波形を観測しながら測定する。
U4. 10台目付属真空管の測定。
10台目付属真空管「6LF6」右から1番目、2番目、、、、8番目。
U41. 10台目付属1本目「6LF6」。 Gm測定=14000μmho、 Ip=97.9mA。
                 測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Bレンジ=15000μmhoでの測定。
U42. 10台目付属2本目「6LF6」。 Gm測定=13500μmho、 Ip=93.9mA。
U43. 10台目付属3本目「6LF6」。 Gm測定=14300μmho、 Ip=103.8mA。
                 測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Bレンジ=15000μmhoでの測定。
U44. 10台目付属4本目「6LF6」。 Gm測定=13300μmho、 Ip=91.4mA。
U45. 10台目付属5本目「6LF6」。 Gm測定=13500μmho、 Ip=96.4mA。
                  測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Bレンジ=15000μmhoでの測定。
U46. 10台目付属6本目「6LF6」。 Gm測定=13000μmho、 Ip=89.4mA。
U47. 10台目付属7本目「6LF6」。 Gm測定=13000μmho、 Ip=96.0mA。
                  測定条件、「Ep=Esg=160V、Eg1=−35V」、Bレンジ=15000μmhoでの測定。
U48. 10台目付属8本目「6LF6」。 Gm測定=11500μmho、 Ip=75.1mA。
プレート電流波形を観測しながら測定する。
測定電源は安定化(電圧・周波数)電源を使用し、AC115V 60Hzで行う。
測定に使用する変換アダプター。 左=50CA10→US8ピン、右=6LF6→US8ピン。
S. CounterPoint SA−4 の仕様(マニアル・カタログより) 
型式 管球式モノラルパワーアンプ SA−4
出力 140W(8Ω)
280W(16Ω)
周波数帯域幅 0.1Hz〜50kHz
歪率 0.1%以下(最大出力時)
0.02%(20W出力時)
使用真空管 ECC83
6LF6 x8
6FS5 x2
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 200W(通常使用時)、700W(実行出力時)
外形寸法 幅480x高さ170x奥行480mm
重量 26kg
その他 ブループリント基盤..後期型
グレイ基盤..前期型。
価格 ¥1,000,000(1台、1984年発売)
¥900,000(1台、年代不明)
         6lf6_99  6lf6_a9  6fs5_9a6 12ax7_9a6
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